HAPPY シンママ LIFE

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カ行とサ行が言えなかったから言葉のリハビリに通っていたこと

保育園時代、うちの子はカ行とサ行がうまく発音できない子でした。

小さいうちは実は全く気にならず、おすし→おちゅち、ねこ→ねと、せんせい→てんてい、のようにカ行とサ行をタ行に変換してしまっていました。

それでも、保育園の他の保護者さんからは「いつもしゃべり方が可愛くて癒されてます。」なんて言われたりもしていたし、子供ってこんなものなんだろうと思っていたのです。

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イラストAC

直さなきゃいけないの?

最初に直したほうがいいのか考えたのは、保育園の年中さんの冬頃だったと思います。

私の家族に保育士と幼稚園教諭がいるので、「もう少し様子を見て、小学校入学前には直るようにした方がいいかもしれない。」と言われて、初めて『これはこのままにしておいてはいけないんだろうか・・・?』とぼんやり思ったのです。

私「保育園で先生に指摘されたことないよ?」

家「もしかしたら言わないかもしれないね。聞いてみて言われるかもしれないし、聞いても言わないかもしれない。」

となんとも微妙な話・・・。

いろいろ障害があるのも、なかなか保育園や幼稚園では指摘するのが難しい側面もあるようで、実際、保育園で先生にチラッと相談しましたが、「まだ様子を見ていていいと思う」と言われました。

子供本人が気にするようなそぶりがあれば、もちろん行動してあげた方が良いそうなんですが、うちの子は全く気にしている様子はありませんでした。

 

動かない私にしびれを切らせる母

ある時、母が「やっぱり気になるから、○○病院だと言語のリハビリやってるから連れて行こうと思うんだけど…」と予約を取ってくれました。

その時子供は年長さんになっていました。

ちょうどその前の年にやった劇で、しゃべりの多いナレーター役をやっていた子供は、みんなの前で「むかち、むかち、あるところにおじいたんと、おばあたんが、つんでいまちた!」と大きな声で話していました。

リハビリに連れていくことになったことを、園長先生と話した時、実はうちの子にナレーターをさせるのをどうするか悩んだこと、周りの子は話し方を馬鹿にしたりしなかったこと、なにより本人が話し方について気にしていなかったこと、だからやらせることに決めた、ということを教えてくれました。

子供のことは考えていたつもりが、周りの子や大人たちからの影響を考えていなかったな、と気づきました。

そして、様子を見ていても話し方が直る気がしなかったし、かといって私が何か出来ると思えなかったので、通わせるのは正解だったな・・・とそこで思うことが出来ました。

 

実際に言語のリハビリに通わせてみて

仕事でほとんど行けない私に代わり、母が連れて行ってくれました。

すると、うちの子は1か月も経たずに発音がうまくなっているのが分かりました。

どんな風にリハビリをするのか気になり、仕事の休みが合いそうな時に予約を入れてもらって、連れて行きました。

正直、そんなに変わったことをしている印象はなかったのです。

テキストがあり、【か】の発音練習をする時は、頭文字にカの付く言葉、真ん中にカのつく言葉、おしりにカのつく言葉をそれぞれ10個ほど出し、それをゆっくり読んでいくというものでした。

一語ずつ読んだら、次は二語読む・・・というように最後に全部読めたら終わり、

という感じでした。

先生の説明によると、うまく発音が出来ないのは、舌の使い方がうまく出来ないからなので、舌の使い方のコツを覚えると他の発音も直ってきます、とのことでした。

そして、先生の言った通り、舌の使い方を覚えたようで、その後は本当にあっという間にきれいな発音で話せるようになりました。

確か3か月ほどの話だったと思います。

 

周りの人たちへの感謝

うちの子が恵まれていたのは、周りに話し方を馬鹿にする子供も、大人もいなかったことだと思います。

言語の先生には「誰からも馬鹿にされたり、からかわれることがなかったから、素直に練習が出来たんだと思います。自分の話し方を恥じるようになると、練習どころか話せなくなってしまうこともあるんですよ。」と教えていただきました。

からかったりしなくとも、子供の話し方を言い直しさせたり、など大人がやりがちなことも注意が必要なんだそう。

うちの子は人懐っこくて気が強く、大人に話しかけるのも好きだったのですが、発音がうまく出来なかった頃は、大人と会話がうまくいかなくても(子供が何を話しているのか聞き取れない)、「ぼくが話してること何で分からないの!?」と怒るくらいで(笑)恥ずかしいとか思わずにいてくれたことが功を奏したようです。

 

あとがき

保育園の最後のクラス懇談会で、最後に一人一言話すときに、子供の言語についてのこと、クラスの子たちが誰もからかわなかったこと、そのために子供は話すことを恥じたり嫌いになったりしなかったことについて感謝を述べました。

子供が相手を馬鹿にしたりからかったりすることの一因に、保護者が子供に見せる態度が関係していると思いますが、保護者のみんなが子供たちを可愛がってくれる人たちばかりで、本当に恵まれていたと思います。

 

実は子供の言語について悩んでる方って多いな、と思ったのでうちの場合を書かせていただきました。

私自身は子供の話し方を家で直すこともなく、そのうち直ればいいね。くらいの感覚でした。

それは何を隠そう、私と私の兄もうまく話せず言語科に通っていたことがあるからです。私は半年ほど、兄は1年ちょっとかかったと思います。だからみんなこんなもん、という気持ちもあったんだと思います。

今悩んでいるお母さんやお父さんの参考になれば、と思います!